地震と、地域と

今朝、関西は大きな地震があった。

東日本大震災を経験しているのに、なのかしていたからなのか、下から急に突き上げてきた揺れがこわかった。震えを覚えるくらい。

しかしまだ揺れが止まったかどうかも分からないくらいの中で、バスは動き、ゴミ収集車はゴミを回収し、外に出ていた人たちは歩き出した。

え?みんな・・・?

ようやく落ち着き、ガスメーターの前で復帰作業を行う頃には、地域の防犯パトロールの人が拡声器を持って歩き始めた。

近所に住む82歳の女性を訪ねた。大丈夫?
元気でニコニコしていた。むしろ嬉しそうだった。

彼女は神戸出身で、阪神淡路大震災の経験者だった。当時は電子レンジが飛んで自分を飛び越え押し入れに入るとか、倒れたタンスがまた揺れによって戻るとか、ポルターガイストのような経験をしたらしい。

また、先ほどの地域防犯パトロールの人たちは、普段からみんなの空きビンや缶を集めて売って、炊き出しの道具や水や食料を買っているのを、地域のみんながよく知っている。(と思う。)
バザーの炊き出しも、実は非常時にみんながうまく動けるようにする訓練を兼ねていると聞いた。

東日本大震災のとき、コンビニやスーパーから物が無くなったけど、あの時、少なくとも僕の周りでは、自己責任で自分のことを守らなければいけない気がした。ケータイで連絡をとるか、味気ない安否確認が流れて来るだけで、近所の人とは挨拶を交わすこともなかった。

ここでは、そんな心配はいらない気がする。なんとかなるのだろう。そう思えた。訪ねていったり、声をかけたり、笑顔を見せるだけで、何かが変わっていくのを感じた。またこの地域が好きになった。

しかし、気は緩めない。他のたくさんの地震経験者が言うように、これだけで終わらない可能性がある。他の複数の大地震が、二度目や三度目があってそれが本チャンだったからだ。実際、揺れはわずかだが、地鳴り?が聞こえる余震を何度か感じている。

冷静に準備する。
風呂に水を張り、ペットボトルの水とカセットコンロ用のボンベを用意した。しかしこれだけあれば、あとはお米は土鍋で炊けるし、納豆や梅干し、味噌、乾物で十分しのげる。冷蔵庫がなくても日持ちするから電気の心配はいらない。

「備えあれば憂いなし」

もっとも必要なのは平常心かもしれない。

sky space moon outdoors

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